2023.5.10
塀の新設工事が完了いたしました!
手鉋(てかんな)をかけたヒバ材は表面がとっても滑らかで艶があります。鉋がけすると見た目がキレイなだけでなく、水をはじいて腐食しにくくなるそうです。塀は風雨に晒されるので、耐久性を向上させることはとても大事です。大工さんが一枚一枚、手間を惜しまずに作業されていたのは先々まで考えてのことだったのですね!それから、ピカピカと輝く水切りの銅板は、時間の経過とともに色が変化していきます。最初は艶のある赤橙色ですが、空気に触れると表面酸化が始まり、次第に褐色を帯び、暗褐色、黒褐色、そして緑青(ろくしょう)色へと変わっていきます。神社やお寺で見かける緑がかった屋根が緑青色になった銅板屋根です。緑青は銅の表面に発生する青錆びです。サビと聞くと、腐食してボロボロになってしまいそうですが、緑青はサビでありながら銅の上に膜となり、内部の腐食を防ぐ効果があるそうです。
木の香りが漂う真新しい塀がどんな風合いに変化していくのかとっても楽しみですね(^^♪
2022.3.3
久々の書き込みと成ります。上屋の屋根の構造を考えて居り書き込む暇が在りませんでした。すみませんでした。この建物はウェーブの多く在る屋根ですので構造体が一番重要で大切なのです。構造体の材料が搬入されてようやく墨付けをして居ります。この構造体は全体に軽いFRPで防水を施工しますが継ぎ手は金輪大持と言う継ぎ方で、継ぎ手の真ん中で数㌧の目方が掛かっても大丈夫な継ぎ方です。約40本の梁を使用して構造を組上げます。此の組み方は工事に携わる者しか判らない組み方なのです。之までに設計の方と何度も打ち合わせをしましたが変更を重ねて何とか物に成りました。担当の設計の方も施工が思う様に上手くできると安心して、床に埋め込む間接照明の位置を指定してきましたその様な事はお安い御用で在りますが工事が進む時にはこれ以上の変更はご免被ります・・・はい。
石川県金沢市の工務店の親父