2023.5.10
塀の新設工事が完了いたしました!
手鉋(てかんな)をかけたヒバ材は表面がとっても滑らかで艶があります。鉋がけすると見た目がキレイなだけでなく、水をはじいて腐食しにくくなるそうです。塀は風雨に晒されるので、耐久性を向上させることはとても大事です。大工さんが一枚一枚、手間を惜しまずに作業されていたのは先々まで考えてのことだったのですね!それから、ピカピカと輝く水切りの銅板は、時間の経過とともに色が変化していきます。最初は艶のある赤橙色ですが、空気に触れると表面酸化が始まり、次第に褐色を帯び、暗褐色、黒褐色、そして緑青(ろくしょう)色へと変わっていきます。神社やお寺で見かける緑がかった屋根が緑青色になった銅板屋根です。緑青は銅の表面に発生する青錆びです。サビと聞くと、腐食してボロボロになってしまいそうですが、緑青はサビでありながら銅の上に膜となり、内部の腐食を防ぐ効果があるそうです。
木の香りが漂う真新しい塀がどんな風合いに変化していくのかとっても楽しみですね(^^♪