いい家を造るために、大工の棟梁は若いころから修行を続け、自分の人生・生涯をかけて家づくりの道を究めてきました。毎日が木とにらめっこの日々。木は丁寧に扱えば言うことをきくし、荒っぽく扱えばそっぽを向く。木は本当に正直者です。そういった意味でも、自分たちが手掛けた家は子供のようなもの。だからこそ木のことを熟知した棟梁でないと、『本物の木の家づくり』はできないのです。棟梁はそこに暮らす家族が幸せで、笑顔が絶えない生活ができることを祈って、一生懸命に一棟一棟を精魂込めて造っています。私たち工務店が造る家は『家づくりのプロ(棟梁)が造る家』です。いい家には造り手の魂が宿っています。魂を吹き込むのは棟梁です。これが地元に根付いた工務店の目指す家づくりです。もちろん私達だけでなく、一緒に家づくりに携わっている、多くの業者さん達も同じ思いです。これからもともに働く仲間たちと、『いい家』造りを頑張って続けていきます。
家を建てる人の都合を無視した住宅会社の儲けの仕組みや、住宅価格を安く見せるカラクリは、大きく分けて3つありますが、その1つメーターモジュールについて簡単に説明させていただきます。
家の大きさを表すには、メーターモジュール”と“尺モジュール”があります。同じ間取りの家をメーターモジュールと尺モジュールで書いてみます。間取りは一緒です。では面積はどうかというと、メーターモジュールの方が尺モジュールに比べて約20%も大きくなります。
しかし、この2つの間取りを比較してみるとあることに気づきます。それは仕様や設備の数などの内容が変わらないということです。
サッシ、水やお湯の出る蛇口、ドア、コンセントや照明器具、キッチン、ユニットバス、トイレ、洗面台、下駄箱などその他にまだまだ挙げたらきりがありません。メーターモジュールで間取りを造ると、面積が約20%も大きくなるけれど、仕様内容は尺モジュールと同じ。つまり大きな面積で金額を割り算したほうが、表示する坪単価は安くなるという事です。
メーターモジュールで家を造ると、確かに廊下や階段がちょっとずつ広くなりますから、生活する人にとっても使い易いというメリットがあります。しかし、面積が大きい方が坪単価を安く表示できるということは、住宅会社に
施工する会社選びで、重要だと思われるポイントが2つあります。
一つ、気軽に建築中の現場を見せてくれる会社であること!
二つ、すでにお住まいになられているお客様のお宅を、気軽に見せてもらえる会社であること!
この二つの事柄は大変重要なことなので、必ず確かめて見てください。